研ぎ屋さんの声 5

この度の東日本の震災に対して、被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。
私もまた僅かながらではありますが、募金に参加させて頂きました。
援助の輪を全国に広げて、皆で応援していきましょう。
研ぎ屋の私には今の仕事を一生懸命続けていくことしかできませんので
引き続き記事をお送りしていこうと思います。
今回は樋の彫りについて書かせて頂こうと思います。
添付写真のようにレース台(機械)に薄い円盤上の砥石をセットします。
高速回転している砥石に刀身を当てて彫っていきます。
荒地には既に、ある程度の樋が形作ってありますのでその上を砥石でなぞるわけです。
単純で簡単な作業に思えますよね。でも私は職人の力量が現れる工程かと思います。
なぜかと申しますと、型など使わずにフリーハンドで一気に彫りますので
チリ(樋の外の盛り上りの部分)を同じ太さに真っ直ぐにそろえるのに神経を使います。
また、居合に関する見識も問われます。
模擬刀を居合に使われる場合、樋の彫り方が、刀の重量・重心・振った時の音 等に影響をおよぼします。
樋に関しまして、刀剣好きの方と居合をされている方とでは、価値観に違いがあるようです。
通常の棒樋以外にも、砥石の大きさを変えて、二筋樋、腰樋、添樋なども彫っております。
ちなみにこの場合、平面の鎬地や平地にいきなり掘り込んでいきますので難易度は上がります。
特注となりますが、興味のある方は是非どうぞ。
樋ほり

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