東京都/K様 鑑賞用/男性向け 日本刀諸工作(白鞘、ハバキの製作)

製作写真

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補足写真

製作内容

御刀兼元/68.2cm
ハバキ新規製作 一重/銀製、庄内
白鞘新規製作(標準造)
鞘口水牛角
柄口水牛角
鳩目水牛角、角形
目釘水牛角

製作後記

本刀は、もともと拵一式の製作をご依頼いただいたものです。概算で差し上げたお見積りをご検討のうえで御刀をお預かりしました。しかし、到着した実物を職人が拝見したところ、拵製作が行えないほどハバキの摩耗が進んでいることが分かりました。また、白鞘もハバキの摩耗が進んだ状態に合わせて製作されたものと推測され、仮に拵が製作できたとしてもその拵との両立は難しいことをご説明し、拵製作を中止、白鞘とハバキの再製作として改めて承ることになりました。

ハバキの重要性

ハバキの状態は、外装の製作に非常に大きな影響を与えます。

  1. ハバキの台尻の角度が切羽や鍔、柄口の角度を決定づけます。
  2. ハバキの台尻が柄口の角度を決定づけるため、鞘口の角度を決定づけることにもなります。

このように、ハバキの台尻角度は外装を製作するうえでの基準となります。ですから、これが狂っていたりガタが生じて固定されない状態である場合には外装全ての品質が低下することになります。
本刀をご依頼者様にお届け後、「ハバキをしっかりしたものに替えるだけでこんなにも印象が変わるんですね」と感嘆のお言葉を頂戴することができました。

ハバキは日本刀の外装の基礎となる最重要な金具ですから、何よりも第一優先で検討を行うことをおすすめいたします。

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